私が実際に購入した物件をご紹介してきます。
- これから不動産投資をしようと考えている方
- 会社員の強みを活かした投資スタイルを探している方
- 実際の投資事例を知りたい方
まずは結論
- 購入年:2022年
- スペック:築30年木造アパート
- 価格:約1400万円
- 表面利回り:10%
- エリア:埼玉県南部私鉄駅 利用者数8万人/日 市街化区域
- 融資条件:地場の信用金庫
では、行きます!
引き続き不動産価格が高騰しており、いい物件は一瞬でなくなる
5件目の区分を購入してからも引き続きいい物件はほとんどなく、あったとしても一瞬でなくなる状態でした。
ただ、融資が厳しくなって数年たっていることもあり、買付をだしたがローンがおりなかったケースがちらほらと増えてきた印象でした。
とはいえ、いい物件で数千万円程度の小ぶりなサイズは、現金買付で他の方に持っていかれるということは続いていました。
ローンブレイクで再販
本物件も当初メールで情報が来た際にすぐ問い合わせました。
ただ、本業もあったため現地確認までに数日を要してしまいました。
その結果、現地確認を行う数日の間に買付が入ってしまい、結局買えなかったです。
ただ、それから1か月ぐらいした後に不動産業者から連絡があり、なんと買付入れていた客が契約の直前で契約を止めたいといい始めたようでした。
理由をきくとこの客は今回の物件が1棟目だったようで契約のタイミングで恐くなってしまったようでした。
そこで、改めてオープンにする前に、ほぼ買付を考えていた私にご連絡いただいたようでした。
数日以内に決めてもらえれば売主に持っていくといわれたので、その場で買付をいれて、融資の仮審査は1週間待ってほしいと伝えました。
そして無事に融資の仮審査がでたので契約に至ることができました。
仲介業者のなぞの業務委託を要求される
本物件の契約締結時において、いくつか面倒な状況が発生しました。
その一つが仲介業者からのなぞの業務委託契約でした。
本来、仲介業者は宅建業法に定められた手数料しか徴収できません。
しかし、まれに(?)悪徳な業者はコンサルティング手数料などの名目で手数料以上の費用を取るところがあります。
相場よりもかなり安く仕入れてくれたなど価値があれば喜んでお支払いしますが、今回はそうでもありませんでした。
契約締結の場でいきなり30万円の業務委託契約書にサインしてくれ、と流れ作業のように渡されました。
契約締結時はいくつかサインするものがあるので、しっかり読まなければ思わずサインしてしまうところでした。
この業務委託はなにか?と質問したところ、契約締結から引渡しまでのサポートをする、とのことで、一例としては融資サポートや司法書士とのつなぎ、とのことでした。
私はいずれの作業も自分でやる予定だったので、はっきりと不要の旨を伝えました。
そうしたところ、担当営業の上司やさらに上司がでてきて、必要性を説明されましたが、やはり必要性を感じなかったため断りました。
一般的に皆さんから業務委託契約を締結してもらっていると言っていましたが、宅建業法で定められている仲介手数料を超える分を別の名目で徴収するのはかなりグレーなので、皆さんもお気を付けください。
大規模修繕に関する増し増しの見積をもらう
契約締結後に大規模修繕に関する見積も送られてきました。
こういった業者だったのであまり期待をしていなかったのですが、その金額が100万円を下回っており、相場よりも低い金額だったので驚き、実施の方向で前向きに回答しました。
その後、しばらく時間がたって、送った見積もりが誤りだったと連絡がきました。
というのも、下請けからでてきた見積書をそのままだしてしまったとのことでした。
そして、改めて仲介業者の手数料が乗った見積書が約200万円となっており、なにもしていない仲介業者が100万円乗せていること、それをだしてくることに驚くと同時に断りました。
その後、自分で100万円未満でよりいい材料で実施してくれる塗装会社をみつけました。
担当営業マンが決済前に辞める
このようにかなり怪しい仲介業者だったのですが、担当営業マンはまだ入社して数か月の方でした。
契約締結後にプライベートで飲みにいったときに、まだまだ不動産に詳しくないとのことだったので、ほぼ強制的に業務委託費用をとるのはグレーですよ、ということを教えてあげたりしていました。
また、週6日勤務であること、残業代がでていないこと、通勤費を支給してもらえていないことなど、法律の穴をついて従業員を働かせているようなこともわかりました。
結構大変ですね、という話をしていたのですが、なんと決済引渡し前にいやになって会社をやめてしまいました。
まとめ
相変わらず物件価格の高騰は続いておりなかなかいい情報がでてこないです。
また、融資情勢が厳しくなってきており、築古木造アパートには融資がおりにくくなってきています。
そのため、もしほかの方に先に買付をだされてしまってもローンがおりない可能性もあるため、担当営業マンにはアピールしておくことをお勧めします。
また、不動産業界の会社では、大手不動産仲介を除いてまともな会社は少ないと思った方がいいです。
一般の会社員からしたら信じられない低レベルなことが行われているのが普通なので、基本的には信用しないということが必要です。
また、業界に詳しくないのであれば少なくとも宅建士の資格を取得しておくなど、最低限の不動産業界の法律をおさえておくことをお勧めします。