私が実際に購入した物件をご紹介してきます。
- これから不動産投資をしようと考えている方
- 会社員の強みを活かした投資スタイルを探している方
- 実際の投資事例を知りたい方
まずは結論
- 購入年:2023年
- スペック:築30年木造アパート
- 価格:約2900万円
- 表面利回り:12%
- エリア:埼玉県南部私鉄駅 利用者数4万人/日 市街化区域
- 融資条件:地場の信用金庫
では、行きます!
融資情勢は少しずつ厳しくなってきている
2023年に入り融資情勢はさらに厳しくなってきていました。
会社員に対してはどこの金融機関も条件を厳しめに設定しているようです。
1棟目だけに融資をしているような金融機関もありますが、すでに数棟持っているような場合だと追加融資は難しい情勢です。
ローンブレイクで再販
本物件もローンブレイクで再販になったとメールで紹介がありました。
当初は3,300万円ほどで売りに出され融資が難しく、その後再販にだされたようでした。
連絡をもらったその日に問い合わせをいれて翌日に現地確認の希望をだしました。
担当者は都合がつかなかったようで一人で現地を見にいくことになりました。
物件自体は2年前に大規模修繕をしていることもありかなりきれいな状態でした。
物件を確認しながら担当者に現地から電話して、他の方の買付状況を確認したうえで、買付する旨を伝えました。
このエリアでは10%を超える物件は数日で買付が入ることなどもあるのと、すでに2名が具体的な買付を出そうとしているという情報もあったため、帰宅後に買付申込書をだしました。
その結果、僅差で1番手になることができ融資仮審査で2週間待ってもらえるようにお願いしました。私のあとに2名の方も買付を出されたと聞きました。
融資承認いただくも厳しい条件を提示される
その後、これまでお世話になっている金融機関の担当者に問い合わせをしました。
電話で聞く限りだと2か月前に決済したばかりのため、少し厳しいかもしれないとのことでした。
そこで、その電話でこちらが歩み寄れる条件を提示しました。
具体的には、①頭金を多めに入れることができること、②共担を用意できること、をお伝えしました。
その後、2週間ほどたって担当者から連絡があり、頭金を多めにいれることで融資の仮承認をいただくことができました。
融資仮承認後に売主が販売価格をあげたいと言い始める
融資の仮承認がでたので晴れて契約書を締結するために業者とやりとりを進めました。
その際に、当初の売出価格+買付申込書で合意した販売価格から価格をあげたいと売主が言い始めました。
理由としては、私があまりにも早く買付を出したのでもう少し高値で売れたのではと思ったようです。
いきなり3,000万円などと言い始めたので、まるっきり突っぱねることもできたのですが、人対人の交渉ごとなので、こちらも歩み寄りの姿勢をみせ、最終的には両方で歩み寄って気持ちよく取引しましょう、と提案し、約2,900万円で着地することができました。
中間省略登記をしたいと言い始める
さらに後出しじゃんけんとして、中間省略登記をしたいと言い始めました。
おそらくは税金対策であるということと、売主が宅建業者として物件を持っていたため(資産管理会社形態)、契約不適合免責できないリスクを避けたかったのだと思います。
間に入ったのは売主とどういう関係にある会社か最後まで謎のままでしたが、そこの代表はバブリーな身なりをしていたので、あくどく稼いでいるのではないかなと思われました。
まとめ
相変わらず物件価格の高騰は続いていますが、融資は少しずつ厳しくなってきており、会社員投資家にとっては冬の時代であると言えます。
さらに、米国に牽引される形で、これまでゼロ金利が長い間続いてきた日本の金利もじりじりとあがりつつある社会情勢です。
今後日本の金利があがっていくとさらに融資条件が厳しくなっていくため、高値での売買は少なくなってくるかなと予想しますが、もしかしたらさらに高騰してしまうかもしれません。
いずれにせよ、いい物件は1日や2日で瞬間蒸発してしまうので、当日見にいってその場で買付を出せるように、日々訓練をしておく必要があるでしょう。